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さびしさの方程式

Equation of loneliness

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桜庭一樹の「荒野」や橋本紡の「九つの、物語」の中でこの本が出てきたので読んでみた。
これは内田百氏が失踪した愛猫ノラを「ノラや、ノラや」と探し求める物語であり、随筆なんだけど、究極のペットロス文学とも言えるかもしれない。
ノラが失踪し、あっちこちから寄せられる猫情報を元に探し求めるが、どれも見つかるのはノラではない猫ばかり。見つからないことの辛い思い、寂しさが詰まっていて、猫を飼っている人間にはこの気持ちが分かることだと思う。
また、ノラを探す最中、クルツというノラに似た猫を飼い始めるが(百氏曰く勝手に入ってきた)、その猫も5年後病死してしまう。
ノラを飼い始め、ノラが失踪し、その間にクルツを飼い始め、クルツが病死し、その期間の記録。

猫を、いや、ペットを飼うということはいつか別れが来るということを覚悟しなければいけない。それが嫌でもうペットは飼わないという人もいる。
うちも子猫が2匹失踪したし(一匹は昨年骨になって床下から見つかった)、一匹は2週間失踪して帰ってきた(今はカツオブシのおねだりがうるさい)。

いつか、別れが来るんだろうけど、そういうことを嫌でも考えさせられる本だった。
でも、せめていなくなるときはどっか遠くに行くのではなく、看取ってやりたいものだと思う・・・。

ノラや (中公文庫)ノラや (中公文庫)
(1997/01)
内田 百けん

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テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学

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