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さびしさの方程式

Equation of loneliness

「あらしのよるに」の小説版を図書館で見つけたので読んでみた。
絵本として出版されてる「あらしのよるに」~「まんげつのよるに」までを作者のきむらゆういちさん自身が一つの小説にまとめたもので、またラストも絵本とも映画とも違うようだった。
それに小説版ということで、若干大人風の味付けもされてある。


小説 あらしのよるに小説 あらしのよるに
(2005/12)
きむら ゆういち

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以下ネタばれ
映画は見たし、テレビ絵本や授業での一巻目の読み聞かせなどで、話は知ってたけど、でもそれでもやっぱり面白いものは面白い。
映画を見た印象では、ヤギのメイにはわがままでイライラさせられるところが結構あったように思うけど、メイとガブそれぞれの心境が詳しく書いてあったので、やっぱりメイには若干イライラさせられるとこはあったけれども、それでも可愛く許せるなっていうとこはあった。
でも思ったのは、この物語のテーマはやっぱり友情というよりも恋愛だと思う。
まるで動物版ロミオとジュリエット。

絵本の方にあるのかはわからないけど、二匹が同じ歌をうたって歩いてるシーンはどんな環境にあってもほんとに一緒にいることが幸せなのだと思う。
それと良かったと思うのが、狼=悪だとは描かれていないこと。
狼側もヤギ側も生き残るために必死だし、ガブがギロにもいいところがあるっていうところ、それを見てメイがそんなガブが好きだというところもいいシーンだと思った。
また、雪山に差し掛かる前、ガブが獲物を取りにいってメイがへそをまげているが、キツネの家族の父親が家族を養うために獲物を捕まえにいき、それを目撃したメイがガブの肉食をもう気にしなくなるシーンがあって、こんなシーンがあったことで、どうしてメイがガブを理解できたのか、とてもよくわかった気がしたし救われたと思う。

それにしても、やっぱりこの物語は泣ける。
とくに最後に差し掛かるほど。
雪山でのガブの「なんでおいら狼なんかに生まれてきちまったんだよ」というところ。
緑の丘で二匹が再会し、記憶喪失だったガブが「嵐の夜に」という言葉ですべてを思い出すところ。
そして二匹で満月を見て歌いながら力尽きるところ、そしてラストの1行…。
あのエピローグ、そして最後の1行は卑怯だよなあ。
だけど、あのラストの方が二匹にとっては幸せだったのかもしれない…、とも思う。
ずっと一緒にいられる…という意味では。

そういえば、作者のきむらさんの小説「幸せな嘘」も読んでみたけど、これはこれで月9ではないけど、ベタな恋愛小説ながらも結構面白かった。
ベタなお話が好きならこちらもオススメ。
読みながら先は読めてくるんだけどね(笑

幸せな嘘幸せな嘘
(2007/03/30)
きむら ゆういち

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テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

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*なぞなぞです。答はマイブログで!
●めくったら独特のいい香り!その日、私は
 一晩中、夢中になった、って何?
2008/05/12 18:55URL  ミケラン #-[ 編集]


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